バランス・スコアカードとは何か

BSC1

バランス・スコアカードについて聞かれることがあります。

最近では考え方もより深まり、色々と応用されていると聞きます。
本ブログでは、企業の方々との情報共有が大前提であることから、主に経営戦略に活用されることが多い”考え方の1つ”と定義しておきます。

企業や組織のビジョンと戦略を、具体的なアクションへと変換して管理し、戦略の実行を支援するとともに、戦略そのものも市場や環境の変化に合わせて柔軟に適合させるための経営のフレームワーク(枠組み)といえます。

バランス・スコアカードでは、「財務」指標だけでなく軽視されがちな「顧客・プロセス・人材と変革」などといった視点を最低でも4つ確立し、それらをバランスよくウォッチすることで経営の健康状態を
常に掌握することのできるシステムだと考えられています。

また、これらの視点はそれぞれ独立ではなく、各指標間の因果関係に基づいて設定されることが求められます。そのことにより、「短期と長期、内部と外部、財務と非財務、過去と未来、利害関係者間」のバランスが取れた統一的な戦略策定が可能になる期待ができ、最近では”効果的な人事指標”として目標管理制度にまで落とし込むケースが多いようです。